先日、トクヨビの公式LINEにこんな質問が届きました。
文章理解の主旨問題は、多くの受験生が苦手とするところです。
他にもこんな声をよく耳にします。
もしかしたら、あなたも悩んでいるかもしれませんね。
でも、安心してください!
特別区採用試験においては、どの採用区分であっても文章理解に関する問題は必須回答です。
なので、できれば一問でも多く正解して合格点に達したいですよね。
しかも主旨問題は、コツさえつかめば、そこまで難しくはありません。
つまり、解ける人と解けない人で大きな差が生まれる科目のひとつと言えます。
この記事では、私自身が実践し、多くの受験生を合格に導いてきた主旨問題攻略のコツを、わかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、文章理解の点数アップ間違いなしです。
ぜひ最後まで読んで、主旨問題を攻略するためのヒントをつかんでください!
慶応義塾大学 経済学部卒業、MENSA(世界の上位2%のIQを持つ国際グループ)の会員でもあります。
特別区採用試験のことならお任せください!
特別区採用試験の文章理解(主旨問題)とは?|基礎知識と出題傾向

特別区採用試験の教養試験には、「文章理解」という科目があります。
文章理解とは、現代文と英文を読んで、その内容を理解する能力を測る試験です。
文章理解には、大きく分けて5種類の問題があります。
- 主旨理解:筆者が最も伝えたいことを選ぶ問題
- 配列順序:短い文章を正しい順番に並べ替える問題
- 空所補充:空所に入る単語を選ぶ問題
- 内容一致:英文の内容と一致している選択肢を選ぶ問題
- ことわざ・慣用句・四字熟語:言葉の正しい意味などを選ぶ問題
今回の記事では、主旨問題に焦点を当てて解説していきます。
主旨問題の出題傾向
特別区採用試験の主旨問題では、様々なジャンルの文章が出題されます。
文章の長さは、500字〜700字程度のものが多く、1つの文章に対して1つの問題が出題されます。
選択肢は5択で、その中から文章の主旨として最も適切なものを1つ選びます。
主旨問題の難易度
主旨問題は、文章の内容を正確に理解し、筆者の意図を読み取ることが求められるため、難易度が高いと感じる受験生も多いです。
しかし、正しい解き方を知っていれば、正解の可能性を高めることができます。
攻略術1. 主旨の意味を正しく理解する

主旨問題を攻略する上で、まず大切なのは「主旨」の意味を正しく理解することです。
「主旨」とは、筆者が一番言いたいこと、つまり筆者の主張や意見のことです。
言い換えれば、「結局、筆者って何が言いたいの?」という問いに答えるのが主旨問題です。
主旨問題でよく見られる間違い
主旨問題でよくある間違いは、「筆者の主張」と「文章中の情報」を混同してしまうことです。
例えば、
- 「おにぎりには海苔を巻くのが一般的だ」といった一般論
- 「有名な漫画といえば、例えばワンピースだ」といった具体例
- 「スカイツリーの高さは634mだ」といった単なる事実
などは、主旨にはなりません。
なぜなら、これらは筆者自身の主張や意見ではないからです。
主旨を見つけるヒント
では、どのようにして主旨を見つければいいのでしょうか?
実は、文章理解で出題される文章は、そこまで長くはないのに、主旨とは関係ない情報がたくさん含まれています。
先ほどの「一般論」「具体例」「単なる事実」などの情報は、文章全体の理解を深めるためには役立ちますが、主旨を見つけるためには、あまり重要ではありません。
主旨は、筆者自身の考えや意見なので、「~すべきだ」「~は重要だ」のように、筆者の主張が明確に書かれている部分を探してみましょう。
また、接続詞もヒントになります。
- つまり
- よって
- しかし
- ところが
などの接続詞は、筆者の考えを強調したり、展開を示したりするために使われます。
これらの接続詞の後には、筆者の主張が書かれていることが多いので、注目してみましょう。
このように、「主旨」の意味を理解し、接続詞を意識することで、文章のどこが重要なのかがわかってきます。
攻略術2. PREP法で文章構造を把握する

主旨問題を解くための2つ目の攻略術は、PREP法を活用することです。
PREP法って、ちょっと難しそうな名前ですよね?
でも、安心してください。PREP法は、文章の構造をわかりやすく表した型で、主旨問題を解く上でとても役に立つんです。
PREP法とは?
PREP法とは、
- P:Point(主張)
- R:Reason(理由)
- E:Example(具体例)
- P:Point(主張)
の頭文字を取ったものです。
多くの文章はこのPREP法に従って書かれており、最初に筆者の主張(Point)を述べ、次にその理由(Reason)、具体的な例(Example)を挙げ、最後に再び主張(Point)を述べて締めくくります。
PREP法で主旨問題を解く
PREP法で書かれた文章の場合、主旨は最初のP(主張)と最後のP(主張)に書かれていることが多いです。
つまり、文章の最初と最後を重点的に読むことで、効率的に主旨を捉えることができるのです。
PREP法を使う上での注意点
ただし、全ての文章がPREP法に当てはまるわけではありません。
特に、特別区採用試験の文章理解では、長い文章の一部が抜粋されて出題されることがあります。
そのため、文章の途中から始まっている場合や、PREP法の要素が一部省略されている場合もあることを覚えておきましょう。
それでも、PREP法を意識することで、文章全体の構造を把握しやすくなるため、主旨問題を解く際に役立ちます。
また、PREP法は主旨問題だけでなく、論文試験の対策や面接試験での受け答えにも応用できるのでおすすめです。
攻略術3. 筆者の主張が網羅されている選択肢を選ぶ

特別区採用試験の文章理解で、主旨問題を解くための最後の攻略術は、筆者の主張が網羅されている選択肢を選ぶことです。
これまでの2つの攻略術、「主旨の意味を正しく理解する」と「PREP法で文章構造を把握する」を実践すれば、多くの主旨問題は解けるようになります。
しかし、中には「選択肢を2つまで絞り込めたけど、どちらが正解かわからない・・・」と悩む問題もあるかもしれません。
そんな時は、「筆者の主張が、より網羅的に書かれている選択肢はどれか?」という視点で考えてみましょう。
選択肢を吟味する
2つの選択肢を比べて、
「この選択肢は、筆者の意見だけど、一番言いたいこととは違う気がする。」
「この選択肢は、筆者の主張の一部しか書かれていないな。」
と感じたら、それは正解ではない可能性が高いです。
また、選択肢を絞る上で、文中で頻出の単語や題名もいい判断材料になります。
頻出単語や題名はキーワードなので、絞った選択肢の中から、そのキーワードが使われている選択肢を選ぶと正解になる可能性は高いです。
例題で考えてみよう
例えば、筆者が一番言いたいことが「特別区の職員として、区民のために貢献したい」だったとします。
選択肢が、
「特別区の職員は、区民のために働くべきだ」
「私は特別区の職員として、若者の地域活性化に取り組み、区民のために貢献したい」
の2つだった場合、正解は後者になります。
1つ目の選択肢は、筆者の主張の一部ではありますが、具体的な行動まで示されていません。
2つ目の選択肢は、筆者の主張である「区民のために貢献したい」という思いに加えて、「若者の地域活性化に取り組む」という具体的な行動まで示されています。
このように、筆者の主張がより網羅的に書かれている選択肢を選ぶことが重要です。
選択肢を絞り込んだら、「筆者が伝えたいことが網羅されている選択肢はどれか?」をもう一度よく考えてみましょう。
トクヨビ受講生の声
今回の文章理解の攻略術を実践して、特別区採用試験に合格したトクヨビ受講生からは、
など、喜びの声を多くいただいています。
「文章理解を効率的に勉強したい!」
「主旨問題の正しい解き方を知りたい!」
「特別区になんとしても合格したい!」
と思っているのであれば、あなたも行動を起こしましょう。
まとめ|主旨問題を攻略して文章理解で高得点を目指そう!

今回は、特別区採用試験の文章理解の主旨問題を攻略するための3つの攻略術を紹介しました。
攻略術1.主旨の意味を正しく理解する
- 主旨とは、筆者が一番言いたいこと、つまり筆者の主張や意見
- 一般論、具体例、単なる事実は主旨にならない
- 接続詞に注目することでも、主旨を見つけやすくなる
攻略術2.PREP法で文章構造を把握する
- PREP法とは、「Point(主張)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(主張)」という文章の型
- PREP法を意識することで、文章全体の構造を把握しやすくなる
- 主旨は、最初のP(主張)と最後のP(主張)に書かれていることが多い
攻略術3.筆者の主張が網羅されている選択肢を選ぶ
- 選択肢を2つまで絞り込んだら、「筆者の主張が、より網羅的に書かれている選択肢はどれか?」という視点で考える
- 筆者の主張の一部だけでなく、具体的な行動や根拠まで示されている選択肢を選ぶ
- 文中の頻出単語や題名はキーワードなので、それらが使われている選択肢を探す
これらの攻略術を意識することで、主旨問題の正答率を上げ、文章理解で高得点を目指すことができます。
ぜひ、今回の内容を参考に、過去問演習などを通して実践練習を積み重ねていきましょう。
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