特別区Ⅰ類採用の面接カード添削|書き方のポイントと失敗パターンを元職員が解説
この記事で分かること
- 特別区の面接カードとは何か、なぜ重要なのか
- 面接カードの提出時期と3つの設問内容
- Ⅰ類採用の受験生が意識すべき書き方のポイント
- よくある失敗パターン5つ
- プロに添削してもらうメリット
特別区の面接カードとは
特別区の採用試験では、エントリーの際に「面接カード」と呼ばれる書類を提出します。
「ただの書類でしょ?」と思うかもしれません。でも実は、面接カードは面接の合否を大きく左右する重要な書類です。
面接カードが重要な理由
面接官は、面接カードを手元に置きながら質問をします。つまり、面接カードに書いた内容がそのまま面接で使われ、質問されることになるんです。
- 面接カードの内容が曖昧だと、面接官の質問も漠然としたものになり、強みが伝わりにくくなります
- 逆に、面接カードがしっかり書けていると、面接官が「もっと詳しく聞きたい」と思うポイントに自然と誘導できます
面接カードの完成度が、面接の流れそのものを決める。これが多くの受験生が見落としがちなポイントです。
提出のタイミング
Ⅰ類採用の面接カードは、エントリー期間中にインターネット上で入力・提出します。
令和8年度(春試験・一般事務職)のエントリー期間は3月6日(金)~3月23日(月)です。
提出後は修正ができないため、エントリー期間に入る前から準備を始めておくことが重要です。「まだ先のことだから」と後回しにしていると、締切直前に焦って中途半端な内容で出してしまうことになりかねません。
面接カードの設問内容
Ⅰ類採用の面接カードの設問は例年同じです。令和7年度の設問は以下の3問でした。(各250字以内)
設問内容
設問1(志望動機+3分プレゼン)
あなたが特別区でどのような仕事に挑戦したいか、あなたの強みと志望動機も含めて具体的に入力してください。
※面接の冒頭に3分程度でプレゼンテーションをしていただきます。
設問2(困難を乗り越えた経験)
あなたが一つのことをやり遂げた経験を挙げ、その中で最も困難だと感じたことと、それをどのように乗り越えたかを入力してください。
設問3(チームでの貢献)
目標達成に向けてチームで行った経験において、チームへの貢献につながったあなた独自のアイデアを、ご自身の役割とともに入力してください。
Ⅰ類採用の面接カードで意識すべき3つのポイント
Ⅰ類採用では「この受験生は特別区職員に向いているか」というポテンシャルを見られています。
1. 「経験 → 学び → 特別区でどう活かすか」の流れを作る
面接カードは「すごい実績」を書く場所ではありません。大切なのは、経験から何を学び、それを特別区の仕事にどうつなげるかという流れです。
アルバイトやサークル活動、ゼミでの経験でも構いません。社会人経験のある方は、現職(もしくは前職)での実績を書くのも効果的です。大切なのは経験の「種類」ではなく、そこから何を学んだかです。
2. 志望動機は「公務員になりたい」ではなく「特別区で○○がしたい」
志望動機で最も多い失敗は、「安定しているから」「住民の役に立ちたいから」のような、どの自治体にも当てはまる内容を書いてしまうことです。
面接官は何十人、何百人の面接カードを読みます。「この人は本当に特別区のことを調べているな」と思ってもらえるかどうかが勝負です。
具体的には、特別区が取り組んでいる行政課題や、あなたが携わりたい分野を挙げて、「特別区職員としてこう貢献したい」と書くのが効果的です。
3. 面接で聞かれることを「逆算」して書く
面接カードは提出して終わりではありません。面接官は必ず面接カードの内容について深掘りしてきます。
だからこそ、面接カードを書く段階で「この内容を書いたら、面接官はどんな質問をしてくるだろう?」と逆算しておくことが重要です。
- 自分が書いた内容に対して「なぜ?」「具体的には?」と聞かれたとき、答えられるか
- 深掘りされたときに、さらにアピールできるエピソードが用意できているか
面接カードは「面接の設計図」。書く段階から面接本番を見据えて作成しましょう。
よくある失敗パターン5選
ここからは、面接カードの添削をしていて実際によく見かける失敗パターンを紹介します。面接カードに当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
失敗1:挑戦したい仕事が具体的でない
「住民に寄り添った対応をしたいです」
こういった内容は一見良さそうに見えますが、面接官にとっては「どの分野で、どんな業務に携わりたいのか」がまったく伝わりません。「住民に寄り添う」はどの自治体でも言えてしまいます。
改善のコツ: 「子育て支援」「防災」「まちづくり」など、特別区で携わりたい分野を明確にし、なぜその分野に関心があるのかを自分の経験と結びつけて書きましょう。
なお、強みについては「コミュニケーション能力」「調整力」「傾聴力」のように端的に表現すれば問題ありません。250字という文字数制限の中では、強みの説明を長く書くより、挑戦したい仕事の具体性に文字数を使う方が効果的です。
失敗2:社会人経験者なのに学生時代の話をメインに書く
Ⅰ類採用は大卒程度の区分ですが、受験生の中には社会人経験のある方もいます。
社会人経験がある方が現職(もしくは前職)での実績をアピールすることは全く問題ありません。むしろ、実務経験に基づいたエピソードは説得力があります。
ただし注意が必要なのは、Ⅰ類採用ではあくまで「ポテンシャル(伸びしろ)」を見られているということです。現職(もしくは前職)の実績を書く場合でも、「その経験を特別区でどう活かすか」という視点を忘れないようにしましょう。
なお、社会人経験が非常に短い期間で、どうしても仕事の実績でアピールが難しい場合は、学生時代の経験を使っても問題ありません。大切なのは、強みが伝わるエピソードを選ぶことです。
失敗3:面接での深掘りを想定していない
面接カードに「○○に力を入れました」と書いたものの、面接で「具体的にどんな工夫をしましたか?」と聞かれて答えられない。
改善のコツ: 書いた内容に対して、自分で「なぜ?」「どうやって?」「結果は?」と3回深掘りしてみる。それでも答えられる内容だけを面接カードに書きましょう。
失敗4:志望動機が「特別区」ではなく「公務員全般」
「社会に貢献したい」「安定した環境で働きたい」。これでは国家公務員でも都庁でも同じことが言えてしまいます。
改善のコツ: 「なぜ国ではなく基礎自治体なのか」「なぜ他の自治体ではなく特別区なのか」。この2つの視点で具体化していくと、説得力のある志望動機になります。
失敗5:添削を受けずにそのまま提出する
自分で書いた文章は、自分では問題点に気づきにくいものです。「これでいいかな」と思って提出した面接カードが、実は面接官から見ると「何を言いたいのか分からない」内容だった――というケースは本当に多いです。
改善のコツ: 第三者、できれば特別区の採用試験に詳しい人に添削してもらうことで、面接カードの完成度は大きく変わります。
「自分では気づけない」からこそ、特別区の採用試験に詳しいプロの目で見てもらうことが大切です。
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トクヨビでは、実際に特別区で働いていた元職員である代表の荒川が一人ひとりの面接カードを直接確認・添削しています。「面接官がどこを見ているか」を知っているからこそ、的確なフィードバックができます。
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面接カードの添削だけでなく、面接対策(模擬面接)も別途ご用意しています。添削から面接本番まで、段階に応じたサポートを受けられます。
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| プラン | 料金(税込) | 納期 |
|---|---|---|
| 通常プラン | 14,300円 | 5日以内 |
| 特急プラン | 17,600円 | 2日以内 |


